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笹幸恵
2025.1.5 08:31日々の出来事

紫香楽宮。

近江の旅。
紫香楽宮跡(甲賀寺)に行ってきました。
奈良時代、聖武天皇(孝謙天皇のお父さん)は
あっちこっちに都を移しました。
そのうちの一つが紫香楽宮。
車もほとんど通らない田んぼ道に、
ひっそりと碑が立っています。



もっともこちらは宮殿跡というより、
今は発掘調査も進んで寺院跡という説が有力。
ゆるやかな山林の通りを登っていくと、、、
ひっそりとお宮さまが佇んでいました。



この周囲には、礎石、礎石、礎石!!!
講堂、塔、鐘楼、僧房、食堂などなど。
ひっそりとしているけど、
きちんと手入れされていることがわかる。

聖武天皇はここで大仏を造るぞ〜と宣言しましたが、
山火事などが起きたため、平城京に戻ってしまいました。
そこで造られたのが東大寺の大仏さま。

もしかしたら、アレはココにできていたかもしれない…。
古代に思いを馳せるひとときとなりました。


礎石萌え💖

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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